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「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第41話 王の意地 のあらすじとネタバレ感想

「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第41話 王の意地 のあらすじとネタバレ感想

41話 王の意地 あらすじ

威徳王は毒を塗った短剣でプヨソンの腹を刺して部屋を出ていきました。

「誰にもみられてはならん。」
ワング将軍は部下に指示しました。
「倒れた。死体を片付けろ。」
威徳王はワングに遺体の処理を命じましたがワング将軍が部屋に入るとプヨソンは逃げ出していませんでした。
「よくも私を・・・・・・。そうだ、薬剤庫だ。」
傷を負ったプヨソンは親衛隊の追跡を逃れて薬剤庫に行き、薬師を短刀で脅迫しました。
「解毒剤をくれ。早くしろ。」
薬師は震えながら棚から薬草の葉を取って鉢に入れて潰そうとしたところをプヨソンはまだ完成していない解毒薬の薬草を口に頬張りました。

モンナス博士はペンム達率に事態をソンファ公主に知らせました。
「衛士佐平からお前を守りたい一心で・・・・・・。」
モンナス博士はチャンに威徳王の決行を知らせました。チャンは威徳王と阿佐太子の「百済を頼む」とうい言葉を思い出し威徳王の部屋に行きました。
「陛下。陛下と太子様が夢見ていた百済の姿を私に教えてください。私がやってみます。知識も能力も必要なものは身に着け他人に跪いてもやってみせます。たった一日で終わろうともやってみます。すべて私の仕事だと考えます。兄上と父上と百済のために。やってみます。」
「チャンア・・・・・私の息子よ・・・・・・。」
威徳王はチャンを抱きました。
「博士よ、次の段階に進め。内密に計画をすすめよ。」
威徳王はモンナス博士に指示しました。モンナス博士はチャンに拝礼しました。
「これで王子様になられました。」
チャンはモンナス博士の手を取りました。

ソンファ公主たちは侍女たちと貼り紙を作っていました。ソンファ公主は夜中に農民と女性を使って内密に「太子様を殺した衛士佐平を陛下は罰した」とうい紙を貼る計画でした。ソンファ公主はチャンが四番目の王子であることを侍女と護衛とヨン・ギョンフ大将に打ち明けました。皆はフクチピョンの目を避けて町に貼り紙をしました。

フクチピョンはプヨソンが返ってこないので探していました。心配になったフクチピョンは宮殿に行きました。

太子の正式な装束を身に着けたチャンは何かに向かって拝礼していました。
モンナス博士はチャンと譲位式の予行演習をしました。
「河伯族(ハベク族、高句麗を建国したチュモンの母の部族)の孫で太陽と月の息子である東明(トンミョン)聖王の子、温祚王(オンジョおう)よ。武康太子(ムガンテジャ)を百済の王としてささげます。七支(チルチ)の精神を作った近肖古王(クンチョゴ)王よ。武康太子(ムガンテジャ)を百済の王としてささげます。天と地と海の神よ武康太子(ムガンテジャ)を百済の王としてささげます。」
チャンはモンナスの指示の通りに何度も拝礼しました。
「譲位式ではまず王様が便殿の中央に座ります。陛下が式を始めたら便殿にご入場ください。皆が道をあけますのでうつむいたりせず前を見てお進みください。陛下の前で一礼したら宣言の開始です。これが宣言文です。覚えてください。」

サテッキルはプヨゲとウヨンとプヨゲの妻と式の予行演習をしていました。フクチピョンが部屋に入ってきて衛士佐平はいないか尋ねました。プヨゲの妻は大事な話の最中だとフクチピョンを追い出しました。

フクチピョンは太学舎の工房を探しましたがプヨソンはいませんでした。フクチピョンは薬剤庫にも行きましたがプヨソンの血に気が付きませんでした。
「様子が変だ。衛士佐平がいない。不吉な予感がする。衛士佐平を探せ。」
フクチピョンは衛士部の兵を率いて親衛隊が守る宮中にの門前に行きました。親衛隊はフクチピョンを宮中に入れることを拒絶しました。

「上佐平様、なぜ約束を破るのですか。衛士部の兵は宮中に入らせない約束です。先ほど達率のフクチピョンが強引に入ろうとしていました。陛下は心身ともにお疲れです。このことを知ったら・・・。
ワング将軍はプヨゲに言いました。陛下の機嫌を損ねるわけにはいかないプヨゲはプヨソンを呼ぶようにサテッキルに命じました。

サテッキルは兵を撤収するようにフクチピョンに言いました。

ソンファ公主はソチュンに品物を宮中に運ぶように命じました。

フクチピョンはどこを探してもプヨソンがいませんでした。

キム・サフムはチャンドゥの行方がわからなくなっていることに不安を覚えました。

モンナス博士は貴族の顔を名前を覚えるようにチャンに言いました。チャンはヨン・ギョンフ大将大将も同じヨン氏であることを知りました。

プヨゲもプヨソンがいないことを怪しみました。

フクチピョンはヘドジュにプヨソンの捜索を頼みました。フクチピョンはドハムからサテッキルへの手紙を盗み読みチャンドゥがいないことを知りました。太学舎の技術士やフクチピョンにソングム亭に来いと書かれた手紙を渡しました。

フクチピョンが待ち合わせの場所に行くと、黒装束の覆面の男たちがフクチピョンを襲いました。フクチピョンは刀で抵抗し、逃げました。

ワング将軍は威徳王に時間なので着替えるようにいいました。ワング将軍はプヨゲはまだ事態を知らずプヨソンはまだ見つかっていないと報告しました。

モンナス博士は黄金の王冠をチャンのいる部屋に持って来ました。モンナス博士は金の龍の刺繍が施された赤い帯をチャンの肩にかけました。

「式場まで四つの門を通る。二番目と三番目の門の間でやれ。すべてが成功するまでは決して緊張の糸を緩めるな。行け。」
ワング将軍は親衛隊に指示しました。

「ついに国王となられるのですね。しかし衛士佐平は何をしているのだ。」
ヘドジュはプヨゲをおだてました。ウヨンたちも黄金の冠を被り豪華な衣装に着替えていました。

夜中、貴族たちが宮殿を訪ねてきました。

「準備はいいか。やれ。」
ワング将軍は親衛隊に命じました。
門を通り抜けた政敵の貴族が背後から斬られると、すみやかに遺体が運ばれて行きました。貴族は次々に殺されて行きました。

モンナス博士はチャンに心の準備をするように言いました。

サテッキルはプヨソンは入場したか太学舎の女性に聞きました。
「私が様子を見てきます。」
サテッキルが門を潜り抜けるとサテッキルは地面の血に気が付きました。
「プヨゲ様がもう行ってよいかと。私の知らせをお待ちです。」
サテッキルは急いで引き返しました。
ワングは焦りました。サテッキルは彼を慕っている女性にフクチピョンにプヨゲを守るように伝言を頼みました。
ワングはサテッキルが血に気が付いたことを知りました。
「不手際が。」
ワング将軍はサテッキルに気づかれたことを威徳王に知らせました。

サテッキル博士はプヨゲに合流しました。
「大変です。衛士佐平さまは見当たらず門の内側に血痕がありました。わずかでしたが・・・錯覚だとしても悪い予感が。こちらにフクチピョンを呼びました。」
「祠堂へ。フクチピョンをよこして。」
ウヨンはサテッキルに命じました。

「出口は二つだ。二手にわかれろ!」
ワング将軍は部下に命じました。

サテッキルはフクチピョンまでいないことに気が付きました。ドハムは息子にチャンドゥがいなくなったことを知らせました。サテッキルは父に家に帰るように言いました。

ワング将軍は逃げるプヨゲを見つけました。
「なぜこちらに。ご案内いたします。」
そこにフクチピョンと私兵が現れワング将軍と親衛隊に襲い掛かりました。
サテッキルはプヨゲたちを逃がしました。

「大変です陛下。フクチピョンの私兵に阻まれました。お逃げください陛下。」
威徳王は逃げずに発表すると言いました。
「ほかは失敗しても武康太子の正統性だけは成功して見せる。」

「厳重に見張れ。」
フクチピョンは宮殿を取り囲みました。

「こちらへ」
サテッキルはプヨゲを祠堂へ案内しました。

フクチピョンはチャンのいる部屋の隣で事の事態をプヨゲとウヨン、サテッキルたちに報告しました。モンナスはろうそくの灯を消し話しをきいていました。

感想

威徳王も思い切ったことをしましたね。でもフクチピョンがいない隙にプヨゲから始末しておけばよかったのに、おっとりしていますよね。そしてフクチピョンの並々ならぬ持久力!歳の割に超人みたいです。チャンの命が危険です。すぐ隣の部屋には超人フクチピョンと武人のサテッキルがいるのですから!チャンはまたもや大ピンチ。そしてプヨソンはどこに行ったのでしょうか?続きが楽しみです。

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